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身体の硬い人はいません!硬くなる使い方をしている人がいるだけです!

身体の硬い人の前屈への道3【一見関係ないところを練習しよう】

 
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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

今回は前屈についてのお話です。

10月の月曜日はテーマを【身体の硬い人が前屈できる為の方法や考え方】についてお送りしています。

今日は3回目。

過去2回のお話はこれでした。

身体の硬い人の前屈への道1【股関節を動かす方法を知ろう】

身体の硬い人の前屈への道2【伸ばすのではなく、使おう!畳もう!!】

 

そして、今日のタイトルはこれです。

『身体の硬い人の前屈への道3【一見関係ないところを練習しよう】』

 

 

何故かというと、こういうこと起きているからです。

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職場で10人いて、3人だけが働いている状態。 

ところが、その3人の内の一番働きの悪い人を「もっと働け!」と怒っている状態。 

それが、身体の硬い人のストレッチの仕方です。 

 

今伸ばしている所はまだ動きのあるところです。 

硬いことに気付かせないくらい全く動いていないところがあるんです。 

残り7人さぼってますよ。

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前屈ができない人は、太ももの裏やふくらはぎを伸ばそうとします。

もちろんそれは大切です。

でも、本当は動かなくてはいけないのに働いていない場所に刺激をいれてみましょう。

 

 

今日は3つのポイントにアプローチしています。

1、腸腰筋のストレッチ

2、足の小指を上げる運動

3、腰~背中のストレッチ

 

 

〇腸腰筋のストレッチ

まずは腸腰筋のストレッチです。

こんな体勢で、30秒キープしましょう。

内ももからお腹の奥が伸びるような感じがすれば当たりです。

 

 

何故腸腰筋のストレッチをするかというと、股関節の調整の為です。

腸腰筋が硬いと、このような姿勢になってしまい。。。

 

股関節を支点に前屈できなくなってしまいます。

 

腸腰筋が柔らかければ、股関節のポジションが良い位置に収まり。

 

前屈がしやすくなります。

 

このストレッチの細かい部分に関してはこちらの記事をご覧ください。

かんたん股関節調整法【痛みがとれて前後開脚もできる!】

 

 

〇足の小指を上げる運動

次は足の小指を上げる運動です。

このような体勢から。

 

小指を引き上げて、内踵を押し出します。

 

同時につま先が上がって、踵を押し出してもいます。

足の小指を引き上げる動きです。

これを10秒キープして使う筋肉の感覚を掴んだ後で、10回繰り返してください。

これを何の為にするかというと、重心の調整の為です。

 

重心が踵にあると、前屈の時に後ろに引っ張られてしまいます。

 

重心が「踵の前=スネの真下=土踏まずの後ろ」にあると、股関節を畳みやすくなります。

小指を引き上げるエクササイズをすることで、後ろにあった重心を前に調整できます。

 

 

3、腰~背中のストレッチ

最後は腰~背中のストレッチをしましょう。

下半身だけが前屈に影響する訳ではないからです。

 

立ったネコのポーズで、仙骨を後ろ、組んだ手を前に押すと腰から背中にかけて伸びる感覚が掴めます。

 

その力の流れをこんなフォームでやってみてください。

30秒キープしましょう。

 

 

その後前屈すると、腰から背中が楽になっているのを実感できます。

 

 

3つ全部やらなくても1つずつでも前屈に違いはだせます。

また、この紹介した3つ以外に必要なこともあります。

ただ、それはその人ごとにその一瞬ごとに違います。

 

 

今回は、『前屈(一つのポーズ)を洗練させる為の方法は色々あるんだなあ』と思っていただければそれで十分です。

自分が何かに取り組んで行き詰った時、顔を上げて視野を広げてみるとまだまだ色々な可能性が残されているものです。

そんなことをポーズを通じて感じてくれた人が一人でも多くなればとっても嬉しいです。

 

 

動画ではブログでは伝えきれない部分も含めてもっと細かい説明をしています。

時間のある方は是非、動画を確認してください。

動画:身体の硬い人の前屈への道3【一見関係ないところを練習しよう】

 

 

YouTube動画の目次ページを作りました。 動画を復習したい人は、教科書的にご利用ください。

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身体の硬い人はいません。

いるのは、身体を硬くする使い方をしている人だけです。

知れば出来る!!

 

 

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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

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