0からはじめる旋風脚【コツと5段階の練習方法について】
今日は旋風脚のコツと練習方法についてお話します。
【旋風脚(せんぷうきゃく)】とはなんぞやというと。
立って前に出した手を。
円を描くように蹴って触る動きです。
動画の方がイメージしやすいですね。
中国拳法の技でもあり鍛錬方法でもあります。
生徒さんで太極拳をやっている人が多いので、割と質問を受ける機会が多いです。
実際にやってみると結構難しいんですよ。
ダンスのインストラクターをしている生徒さんでも出来なかったりします。
コツはシンプルです。
股関節から足ではなく、脇からが足と思って蹴ることです。
ホントそれだけです。
上の動画でも、途中股関節支点にした時は手に届いていません。
是非比べてみてください。
身体の硬い人ほど「自分の股関節が硬いせいだ」と思って、より股関節支点の意識が強くなってしまいます。
股関節の柔軟性が高くなればもちろん良いことです。
でも、部分をがんばる前に、全体の動きによってもっと楽に動きが良くなります。
今日は【脇からが足】という感覚を掴む事からはじめて、練習を5段階に分けた旋風脚までの道筋をご紹介します。
〇練習方法
1、脇の下から足だと意識する練習
右足で床を押す力で、右の脇を後ろに押します。
今度は反対に、右足で床を押す力で、左の脇を後ろに押します。
脇から足のつながりを意識しないでただ振り向く時と比べてみてください。
足で脇を押すイメージでひねった方が大きくひねられることを実感すると思います。
この動きについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
・【身体の硬い人の為のヨガスタジオで実践済み】イメージを変えるだけでポーズが上達する手足の使い方
2、1の感覚で足を動かす練習
台に乗って、脇の下から踵を遠くに押します。
そのまま脇の下を頂点とした円すいを描くように足を回します。
順回し逆回し両方10回ずつ行いましょう。
脇の下を支点として足を蹴るイメージが掴めると思います。
この動きについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
・『力を抜く』が分からない人へ【力を抜く感覚を掴む為の具体的な練習方法】
3、2の動きを力強く行う練習
仰向けになって、小さく前へ習えの状態で脇の下で地面を押します。
そのまま脇の下を支点として大きく足を回します。
順回し逆回し両方10回ずつ行いましょう。
2よりもパワーを必要とするので、5回でも大丈夫です。
この動きについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
・【5分ヨガ】股関節エクササイズ1【伸ばさない、痛くない、でも柔らかくなるし強くなる
4、3の動きをさらに力強くする練習
こんな感じで座って。
ヨガブロックをまたぐように言って帰ってを10回繰り返します。
案外きついです。旋風脚に向けた筋トレですね。
股関節支点ではなく、しっかりと脇の下から足を動かしましょう。
5、旋風脚へ
ここまでくれば準備完了です。
ただ、もう一つだけ。
回さずに直線的に左右の手を蹴りでタッチしましょう。
もちろん、脇の下から足を上げるイメージで蹴りましょう。
左右とも触れるようになったら、円を描いて旋風脚のできあがりです。
今回は旋風脚を通じて段階的な練習方法の考え方についてお話しました。
いきなり目標の動きで練習するのではなく、その中にある要素を取り出して、自分にとって取り組みやすい形にしてから取り組みましょう。
そこから練習を少しずつレベルアップして、目標に向かって近づくように練習してください。
旋風脚自体は、ストレッチだと脚が開くのに動きの中だと脚が開かない人に対してのよいチェック法&練習方法になります。
中国拳法を練習している訳ではない人にも有効なので、良かったらチャレンジしてみてくださいね。
動画ではブログでは伝えきれない部分も含めてもっと細かい説明をしています。
時間のある方は是非、動画を確認してください。
・動画:0からはじめる旋風脚【コツと5段階の練習方法について】
YouTube動画の目次ページを作りました。 動画を復習したい人は、教科書的にご利用ください。
身体の硬い人はいません。
いるのは、身体を硬くする使い方をしている人だけです。
知れば出来る!!
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