完全予約制

身体の硬い人はいません!硬くなる使い方をしている人がいるだけです!

ダウンドッグからハンドスタンド(倒立)への道

 
この記事を書いている人 - WRITER -
芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

ほぼ毎週通っている小学生の女の子。

いつもは僕の誘導で進んでいくのですが、その時は珍しくやりたい事がハッキリと。

「壁に向かって逆立ちがしたい!!」との事。

 

 

何故急に???

聞いてみると、今度授業でそんな取り組みがあるので練習しておきたかったみたいです。

確かに、小学生の頃、あまり気にせず逆立ちしてたな~。

でも、今の立場だと、複数の小学生に逆立ちさせるの怖くて出来ないな~。

とはいえ、マンツーマンで、通い慣れているこの子であれば、キチンと伝えられます。

働きかけを掴んで、ケガしないで安全に練習出来る様にする為、取り組み方を教えてあげました。

 

 

もちろん、壁に向かっていきなりジャンプはしませんよ。

 

 

最初は四つん這いで、手のひらと背中の繋がりを意識します。

 

プランクポーズでも、その繋がりを保ちます。

 

そこから半分曲げてチャトランガ。

肘を曲げても繋がりを保つ練習です。

 

ここからダウンドッグ。

腕を伸ばした状態での繋がりを意識します。

 

更に片脚を伸ばします。

手の重さが増える事に対する慣れ、腹筋の力の入れ方の練習です。

 

そこから壁に足を付けて四つん這い。

 

短い距離でダウンドッグ。

 

片脚を付けて。

 

両足を付けて。

 

練習はここまで。

キープが楽に出来るまではムリしない様に約束しました。

 

ここから先は説明だけしてあげました。

もし余裕があれば、少しづつ増やす様にというものです。

 

 

両足を伸ばします。

 

そこから片脚を上に上げます。

 

 

ここまで働きかけをしっかりと作ってから、逆立ちに向かいましょう。

壁に向かって四つん這いになります。

 

ダウンドッグをします。

 

少し近づいて。

 

片脚を伸ばしたまま、膝を曲げます。

 

キックして壁まで脚を持ち上げます。

 

余裕が出て来たら片脚を離して。

 

バランスが取れて来たら、両足とも離してみれば良いんですよ。

 

 

逆立ち一つとっても、ここまで分解して取り組めると良いですね。

これだけでも十分シークエンスになっています。

丁寧にやればハンドスタンドのワークショップ出来る位じゃないですかね。

 

 

練習しているポーズを一つのポーズをして捉えるのではなく、シークエンスの頂点として考えてみてください。

そうすると、自主練習のアイデアが沢山湧いてきますよ。

ただし、『安全に心地良く』を源泉に持っている場合に限ります。

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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

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