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シャバーサナでリラックスできない人へ【シャバーサナの意味と反り腰の改善方法】

 
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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

今日はシャバーサナについてのお話です。

YouTubeのコメント欄に質問があったのがきっかけです。

「いつも貴重な動画をありがとうございます。

グループレッスンではなかなか聞けない、ポーズの本質の理解が深められて、本当にありがたく思っています。 

ヨガを初めて8年ですが、いまだに、レッスンの最後のシャバアーサナが落ち着いてできません。

腰痛持ちで反り腰なことが原因なのか、 腰が浮いて、マットに沈むことができず、ブロックを仙骨、またはふくらはぎの下に置いたりしています。膝を立てることもあります。 

どうしたら、腰が浮かずに、マットに沈むことができるようになりますか。 

練習方法なども含めてご教授頂けたら嬉しいです。

よろしくお願い致します。」

とのことでした。

 

シャバーサナの意味について

最初に元々のヨガのポーズの役割について説明します。

ヨガのポーズの役割は瞑想の為の準備です。

瞑想をする時に身体に違和感があった場合、そこに意識がもっていかれてしまい瞑想に集中できません。

そこで、身体を整え瞑想に集中できる状態にすることがポーズの役割です。

 

次に少しシャバーサナについてお話します。

シャバーサナは日本語でいうと屍のポーズと言います。

名前の通り死を象徴します。

インドには輪廻転生の考えがあります。

死は終わりではなく、次の生のはじまりでもあります。

一つの区切りとしての役割です。

 

スタジオでポーズの影響を吸収して、スタジオから出た実生活に活かす為の区切りとなるものがシャバーサナです。

シャバーサナで居心地が悪ければ、実生活にそれを引きずることになってしまいます。

その為、レッスンではシャバーサナを心地よくできる状態に身体がなることを目指します。

 

これは、シークエンス全体ではじめてということではなく、一つ一つのポーズごとの目標でもあります。

ダウンドッグをやる前よりもダウンドッグをやった後の方がシャバーサナが心地よい。

コブラのポーズをやる前よりもコブラのポーズをやった後の方がシャバーサナが心地よい。

という状態になることを目指して一つ一つのポーズをとっていきます。

 

決して、そのポーズがキレイにとれるかどうかではないわけです。

「では、具体的にどうするか?」を考えた時、「それをした前後でシャバーサナの時に身体が緩んでいるのを感じやすいポーズ」を練習すればいい訳です。

そして、それが反り腰改善と結びついているポーズならより嬉しいですよね。

そんな訳で、スタジオで使っているこんなポーズについてお話します。

 

〇練習方法1

片方の膝を立てた状態で、背伸びをしてください。

写真であれば左足で地面を押した力で腹筋を引き込みつつ背伸びをします。

足は踵を押し出すようにしながら伸びてください。

吸う息に合わせて背伸び、吐く息に合わせて身体の重みを地面に落ち着かせます。

5呼吸繰り返すと、右の腰が落ちているのを感じられます。

 

〇練習方法2

壁を押した力で、その反作用で内ももを通ってお尻の上の部分を含ませるように力を入れます。

少し身体全体を丸まらせて大丈夫です。

吸う息に合わせて膨らませます、吐く息に合わせて身体の重みを地面に落ち着かせます。

5呼吸繰り返すと、右の腰が落ちているのを感じられます。

 

どちらの方法もポーズをとった前後で腰が緩んでいるのを感じられると思います。

大切なのはこの【方法】ではなく、この【感覚】です。

この感覚が分かると、色々なポーズをとった時の方法が見えてきます。

「この感覚をつかむ為の方法をどうすればよいか?」と発想できるようになるからです。

 

詳しくは動画でご覧ください

目次

0:00 オープニング

0:44 シャバーサナについて

4:28 練習方法1

6:36 練習方法2(練習方法1の準備ポーズ)

9:23 色々なポーズでの意識の仕方について

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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

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