完全予約制

身体の硬い人はいません!硬くなる使い方をしている人がいるだけです!

身体の硬い人が柔らかくなる為に役立つ「3つの質問」

 
この記事を書いている人 - WRITER -
芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

顔晴るジムはヨガスタジオです。

そして、顔晴るジムでは、ヨガを『気が付く意識を高める為の方法』だと定義しています。

 

 

気が付く意識については細かく言えば長くなり過ぎてしまうので、ザックリ説明すると。
『気付き』です。気が付く能力です。そのまんまです。
物事を洗練させる為に必要な事に気付き、実行する能力です。

その為に必要なものは、大きく分けると二つ。
一つは、前に進む為の好奇心。
そしてもう一つが、現状を正確に理解する為の観察力です。
この二つがあって、初めて技術や知識が活かされます。

話は変わって、今まで顔晴るジムでのポーズの練習の考え方は、3つの質問によって進められてきました。

1、気持ち良いかどうか??

2、深呼吸が出来るかどうか??
3、押せるかどうか??

詳しくはこちらから。⇒全てをまとめてみたら、3つの質問に辿り着いた話

 

 

この3つの質問は、僕の練習を前に進める大きな助けとなりました。

とはいえ、僕はポーズだけでなく人生においてのヨガの実践が大好きです。
せっかくなので、3つの質問に対しても気が付く意識を働かせてみました。
そうした結果、少し洗練され、今のところこんな感じになりました。

 

 

1、痛くないか?(不快感がないか?)

2、力が入るか?(押せるか?)

3、深呼吸が出来るか?(呼吸が止まらないか?)

4、1~3までの事を全部出来た上で気持ち良いか?

⇒ここまで出来たら、これを同じポーズで洗練させるか、より上位ポーズをとってゆく

 

 

何で、気持ち良さを最後にしたかというと。

自分にとって都合の良い気持ち良さを作る可能性がある事に気付いたからです。

例えば、こんな事が起こります。

〇必要な筋肉を使わずにごまかして、妥協した楽さを求めてしまう事

〇ただただ受動的に伸ばすだけになってしまう事

〇やり過ぎと達成感を混同してしまう事

 

『完璧である必要はないけど、必要最低限の約束事を守った上での自由』である方が良いかなと今は思っています。

 

 

 

 

それでは、同じポーズで洗練させるとはどういう事でしょう?

洗練の過程について説明しますね。

1、痛くないか?(不快感がないか?)⇒違和感もないか?

2、力が入るか?(押せるか?)⇒どこの部分を使って押しているか?より中心から、より全身を使って、よりスムースに使っているか?

3、深呼吸が出来るか?(呼吸が止まらないか?)⇒呼吸と合わせて動けるか?⇒呼吸と合わせて動きを深めていけるか?

ってイメージですね。

同じポーズをとっていても、自分のやるべき事と受け取る効果は大きく変えられるものなんです。

 

 

上位ポーズをとるとは、どういう事かというと。
例えば、ハトのポーズが出来たとしても。

上から持てないかだとか。

立った状態で出来ないかだとか、より難しい条件でチャレンジしてみる事です。

 

条件が難しくなった時、「頑張れば形が作れる!」って考え方だとダメですよ。
「自分にとってやるべき事が守れて、心地よさを保ったまま、どこまで難しい事が出来るかな??」という考え方ですからね。
上の写真でも、無理せずにベルトを使っていますね。
出来ない事を受け入れたおかげで、気持ち良くポーズがとれています。ムリヤリ持とうとした時よりも多くの効果をこのポーズの練習から受け取っています。

何も形を変える事だけが上位ポーズではありませんよ。
同じポーズでも、目をつむる事だけで上位ポーズに早変わりします。
瞬間に違う効果を得られますから。
例えば、木のポーズでも目をつむった瞬間にとっても難しくなりますね。

逆に合掌した手を腰に当てたり、もしくは腕を水平に伸ばしたりして安定させる事で一見難易度を下げ、その代わりに足元の感覚をより深く見つめ直す事もありなんです。
この一連の洗練の過程は、僕の気が付く意識から生まれています。

とはいえ、僕の力で作ったものという意味じゃないですよ。

先生方や生徒さん、本やインターネット、そして周りの環境の影響を受けて生まれたものです。

気が付く意識を持っていたおかげで、その受けた影響を自分にとって、そして自分に関わる人にとって有効な形に変える事が出来たという意味です。

「自分は完璧!」とか、逆に「どうせ自分なんて。。。」と思っていたら生まれなかった事です。

 

 

ヨガとはこういった一連の洗練を生む方法です。

「〇○の筋肉が良く伸びた~」だけでは終わらないとてもとても大きな恩恵を授けてくれるもの。それがヨガです。

ヨガとは『気が付く意識を高める為の方法』です。

皆さん、どうかヨガを楽しんで下さい。

そして、顔晴るジムはヨガスタジオです。

ストレッチの方法ではなく、気が付く意識を高める為の方法を伝えています。

この記事を書いている人 - WRITER -
芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

Comment

  1. アバター Yoshi より:

    顔晴るジム 芹澤 先生

    はじめまして、毎日 参考にさせて頂きありがとうございます。
    動画や記事を拝見してポーズやストレッチを勉強させて頂いております。

    質問になります。
    (勝手ながらどの記事に投稿すればわからず、ここに書かせて頂きます。)

    身体が超超超 硬い私が日々 ストレッチ、ヨガをして
    だいぶ柔らかくなりました。前屈ができてヨガポーズは中級レッスンについて行けるくらいまでになりました。

    自宅でのストレッチ(日常 ルーティーン)ですが、あらゆるストレッチ、リリースを取り入れて実践しておりますが、
    (首、肩、背中、胸、お尻、ふくらはぎ、腿の前と後ろ、足裏、足首、股関節、インナーマッスル、…etc.)
    全てのメニューをこなしていくと時間が
    3時間半かかります。

    さらにポーズの練習をすると
    4時間超になります。

    毎日 3時間半の時間を費やすことに悩んでおります。
    (仕事終わりの夜に始めて、寝る直前までかかります)
    身体も少々疲れが出てくるときがあります。

    「ストレッチは毎日 継続する。」
    「1つの部位だけでなく、全身も同時に。」
    「隣接する筋肉も伸ばすと効果がある。(インナーマッスルも含む)」
    との教えからどんどんワークが増えていきました。

    質問:
    ・ 1日にこれだけの時間を費やしていますが、やりすぎでしょうか。
      (ストレッチを欲張りすぎでしょうか。)
    ・ ストレッチメニュー(ルーティーン)を考えるとき取捨選択の良いアドバイスがあればお願います。
      (多くのワークをすれば効果は出ますが時間に余裕がない時、悩みます。)

    P,S
    今の目標は「開脚前屈で胸をつける」です。
    肘がつくところまでいきました。

    長文失礼しますがよろしくお願いいたします。

    ヨガ歴3年 40代 男性

    • 時間と体力が許すならば、練習がやりすぎなことはないと考えています。
      とはいえ生活リズムとの兼ね合いがあると思いますので、最低限必要なメニューを残して、後は身体の状態に合わせて取捨選択してみてください。
      自分に必要なものを見つけること自体もヨガの練習の一つなので、試行錯誤しながら自分にとって最適なメニューを探してみてください。

      その時の取捨選択の方法ですが、太陽礼拝をベースに考えてみると良いですよ。
      ちょうど最近の記事が説明しているので、参考にしてみてください。

      ・太陽礼拝のやり方と効果について【ヨガ初心者でも分かる・できる!】
      https://gambaru-gym.com/taiyoreihai/

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です