アルダ・バッタ・パドマ・パスチモッターナーサナのコツと練習方法について
今日はアルダ・バッタ・パドマ・パスチモッターナーサナのコツと練習方法についてお話します。
見た目の通り半蓮華座で足の指を持って前屈するポーズです。
バッタ=束ねるという意味です。
バッタが入っているポーズはきつくなりやすいです。
柔らかくないと中々持てない部分をわざわざ持ちにいくので、無理をすると関節を痛めてしまいます。
※本当は持つことでより深い伸びや身体の使い方を得られるのですが、身体の硬い人にとってはそれ以上に難しさが勝ってしまうのです。
今日はアルダ・バッタ・パドマ・パスチモッターナーサナの練習を通じて、そういった難しいポーズを段階分けして練習する為のアイデアの種が渡せれば嬉しいと思っています。
練習を段階分けした時、共通する要素が必要となります。
難しいポーズと易しいポーズで共通する意識や身体の使い方がなければ、段階分けする意味がなくなってしまいます。
易しいポーズで掴んだ感覚を、段々と難しいポーズでも出来るようにしながら目標のポーズに近づいていくのが練習の基本です。
今回のその共通要素は【背伸び】です。
背伸びが上手にできれば、アルダ・バッタ・パドマ・パスチモッターナーサナもできるようになりますよ。
寝た状態で背伸びします。
ポイントは踵を押し出すように背伸びすること。
そうすると、自然と腹筋や内ももに力が入ったまま伸びて、身体の芯がありつつ引き伸びる感覚が掴めます。
イイ感じで伸びている様であれば、そのまま3~5呼吸してください。
後はそれを段々とアルダ・バッタ・パドマ・パスチモッターナーサナに近づけていきます。
次は膝を曲げて背伸びをします。
コツは背伸びと全く一緒です。
踵を押しつつ背伸びします。
上でも伸びる感じがつかめたら、足をかけて背伸びします。
股関節が開いている感覚になれば当たりです。
上が出来たらこの体勢で背伸びします。
ここまで出来たら足を乗せて背伸びをします。
もし蓮華座自体がすごく苦手な人はこの動画を参考にしてください。
・蓮華座(パドマアーサナ)が出来ない人へ【硬い人の為のヨガインストラクターが教える練習方法】
そこから腕を遠くの伸ばすようにして、背伸びをしつつひねります。
足を持った状態で背伸びします。
倒れるというよりも前に背伸びします。
そして完成。
各段階が気持ちよく力強く出来るようになってから次の段階に進んでください。
もし痛みや怖さがあるようであったら、前の段階に戻ってもっと丁寧に練習して洗練させてからもう一度チャレンジしてみてください。
目標のポーズが出来なかったとしても、目標のポーズの練習はどんなに硬かろうが出来ます。
何故なら、背伸びさえ出来れば全てのポーズの練習は出来るからです。
アルダ・バッタ・パドマ・パスチモッターナーサナの練習を通じて、そのことについて実感していただければ嬉しいです。
動画ではブログでは伝えきれない部分も含めてもっと細かい説明をしています。
時間のある方は是非、動画を確認してください。
・動画:アルダ・バッタ・パドマ・パスチモッターナーサナのコツと練習方法について
YouTube動画の目次ページを作りました。 動画を復習したい人は、教科書的にご利用ください。
身体の硬い人はいません。
いるのは、身体を硬くする使い方をしている人だけです。
知れば出来る!!
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