正座で後ろに倒れられない人へ【コツと練習法について】
今日は正座で後ろに倒れるのが苦手な人へ、コツと練習方法についてお話します。
実はこれはヨガのポーズ。
スプタ・ヴィーラーサナ(横たわった英雄座)といいます。
足の疲れをとるのに効果的なポーズです。
また、股関節が曲がって姿勢がくの字になっている場合の改善にもなります。
ハタヨガの真髄によれば、10~15分キープするように書かれているので、本来リラクゼーションのポーズなんです。
今回は正座は出来るけど、後ろに倒れるのが苦手な人に向けています。
もしくは、なんとか倒れられるけど、腰や膝が浮いてしまったり痛くなってしまう人向けです。
正座自体が苦手な場合は足首の話が入ってきてしまうのですが、今回は股関節の意識の仕方についてのお話なので、足首が伸びない場合はコメントいただければまた別の機会でお話しますね。
〇準備ポーズ
足を持って太ももの前と股関節を伸ばします。
3~5呼吸キープしてください。
※注意点
腰を反って足を後ろにもっていかないように。これだと股関節が伸びづらいです。
少し丸くなるくらいでも良いので、腹筋に力を入れて。
股関節にしっかりと効かせましょう。
もし持つのが苦手な場合は、この体勢で。
股関節が伸びる感覚を掴んでおきましょう。
この感覚をスプタ・ヴィーラーサナの態勢でも感じられるようにするのが目標です。
〇練習方法
最初の段階でふくらはぎのお肉を外にかきだしましょう。
するとお尻が落ちやすくなります。
そこからお腹に力を入れながらゆっくりと下りていきます。
10~15分キープしなくても、最初は1分くらいでも十分です。
ただ、1分のキープもきつい場合は無理をしている証拠。
その場合は後で紹介する軽減法を使ってください。
※注意点
この時に膝が開きがちですが…
骨盤を締めるようにお腹に力を入れると、膝も自然と真ん中に集まります。
ただ、無理に閉じて膝が痛い場合は開いていて構いません。
目標として知っておいてください。
起き上がる時は膝をよじらないように、左右均等にまっすぐ起き上がりましょう。
〇軽減法
ブランケットを使います。
高さがでるので、楽にキープできるようになります。
片足ずつにするとより楽にできます。
ヨガブロックを2個持っている人は、こんな使い方も気持ち良いですよ。
苦手な人が多いポーズです。
そして、いざ練習しだしてもできるまで時間のかかるポーズです。
でも、必要なポーズです。
最初は「倒れられるかどうか」ではなく、「気持ちよくできているかどうか」を大切に練習してください。
目標も「倒れられるように」ではなく、「足の疲れがとれるように」で練習しましょう。
それを繰り返している内に倒れられるようになってきます。
自分の心身の活力の為にポーズを活かしてみてくださいね。
動画ではブログでは伝えきれない部分も含めてもっと細かい説明をしています。
時間のある方は是非、動画を確認してください。
・動画:正座で後ろに倒れられない人へ【コツと練習法について】
YouTube動画の目次ページを作りました。 動画を復習したい人は、教科書的にご利用ください。
身体の硬い人はいません。
いるのは、身体を硬くする使い方をしている人だけです。
知れば出来る!!
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