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コブラのポーズで腰が痛くならない為の下半身の使い方について

 
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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

コブラのポーズで腰が痛くなってしまう人へ

 

コブラのポーズ。

本来は腰痛改善に使われるポーズです。

ですが、むしろこのポーズをきっかけに腰痛になってしまう人も少なくありません。

 

 

理由は腰を折ってしまっているからです。

本来は背骨を伸ばす様にして、お腹を伸ばし、背中の筋肉を鍛えるポーズです。

 

 

背中(上半身)の使い方に関しては以前動画でお伝えしているので、もしよかったら参考にしてください。

・後屈のポーズの時に背中の筋肉を使う感覚が分からない人へ【理屈と練習方法について】

 

 

今回はもう一つのポイント、コブラのポーズの時の下半身の使い方についてお話します。

 

目次
1、支点は腰ではなく股関節
2、地面を押す力で腹筋を引き込む

3、コブラのポーズよりも楽なポーズで感覚を掴もう

4、発展:太陽礼拝への影響]

 

 

この記事を書いている僕は、元ストレッチトレーナーのヨガインストラクターです。

そして、少林寺拳法歴は20年以上で四段です。
17年間でのべ40000人以上をパーソナルレッスンしてきた中でつかんだ事、生徒さんに伝えている事をこのブログでご紹介します。

 

 

 

支点は腰ではなく股関節

 

コブラのポーズで腰を痛める場合。

腰を支点として上半身を持ち上げてしまっています。

 

 

そうではなく、股関節を支点として上半身を持ち上げるのが正解です。

 

 

腰を支点にすると、腰を折る動きになってしまって腰を痛める原因になってしまいます。

股関節を支点にする事で、腹筋を伸ばす感覚がつかめる様になります。

 

 

股関節について詳しい説明はこちらからどうぞ。

股関節について ~股間と股関節は違います!!~

股関節について ~股関節ってもうちょっと内側ですよ~

股関節について ~腰を反るんじゃなくて、股関節が動くのよ~

股関節を動かす為のポイント「大転子」って知ってますか?

 

 

では、股関節を支点にしてコブラのポーズをとる事が大切なのが分かったところで、「どうすればそれができるか?」という事について考えていきましょう。

 

 

 

地面を押す力で腹筋を引き込む

股関節を支点にする練習です。

寝た状態から。

足の爪で地面を押しましょう。特に小指をしっかり押す事を意識すると良いです。

すると、お尻が持ち上がるような感覚になります。

それを作ってから上半身を持ち上がると、股関節を支点にコブラのポーズをとる感覚が分かりますよ。

 

 

でも、足の爪で地面を押しても感覚がつかめない人もいます。

その場合は、足先だけに力が入ってしまっています。

足首だけ動かしているイメージですね。

それだと頑張って地面を押しても、腰が支点でのコブラのポーズになってしまいます。

股関節を支点に、足の爪で地面を押しましょう。

 

 

この状態を作ってから上半身を持ち上がると、股関節支点でのコブラのポーズになれますよ。

 

 

もし、コブラのポーズで感覚を掴むのが難しい場合は、違う練習をすれば大丈夫です。

足の爪と股関節の関係が分かれば、別にコブラのポーズにこだわる必要はありません。

コブラのポーズを目標にしつつ、自分にあった練習方法を選択しましょう。

 

 

 

コブラのポーズよりも楽なポーズで感覚を掴もう

楽な練習にする為の原則として

・片方ずつやる

・浮かして行う

というものがあります。

 

例えば前屈で言えば、

・両脚よりも片足前屈がやりやすいし。

・座った前屈よりも立った前屈の方がやりやすいですよね。

それと同じです。

 

 

例1:三日月のポーズ

 

コブラのポーズを片方ずつ、浮かした状態としては三日月のポーズがあります。

 

三日月のポーズで腰にくる場合。

足の爪で地面を押すと股関節支点で上体が起き、お腹の伸びを感じやすくなります。

 

特に後屈を深めるとこれは顕著です。

股関節を支点にしていない場合、反れば反るほど腰を折って痛くなりますが。

爪で地面を押して股関節を支点にしていれば、お腹の伸びを感じられます。

 

 

例2:片足での背伸び

 

三日月のポーズでも苦手な人はこんな方法もあります。

立った状態(さらに浮かして)での三日月のポーズとでも言えそうなものです。

 

こんな感じで立って地面を爪で押して。

背伸びします。

ただ、これだと足の指が大変なので、実際の練習ではブランケットや毛布などを使ってこんな風にしするとやりやすいですよ。

 

背伸び自体が腰が反って上手くできないという場合はこちらも合わせてご覧ください。

中心軸の作り方【考え方と練習方法】

 

 

もちろん、自分なりにもっと気持ちよくできる方法が思いついたら、その方がより良い方法です。

原理原則を活かして、沢山の良い方法を見つけてください。

 

 

 

発展:太陽礼拝への影響

 

最後に少し発展したお話を。

 

コブラのポーズでの下半身の使い方が分かると、コブラのポーズが安全に効果的にとれるようになるだけでない嬉しい効果があります。

 

それは、太陽礼拝でのコブラのポーズからダウンドッグへの移行が上手になるという事です。

 

腰が支点だと。

腕力で強引に腰を持ち上げる事になり、上手く持ち上がりません。

当然、ダウンドッグへは移行しづらいです。

 

でも、股関節支点であれば。

足の力も使って股関節を引き上げられるので、ダウンドッグに移行しやすいです。

 

 

 

そのポーズがとりやすくなることの影響はそのポーズの為だけにとどまりません。

もっと多くの良い影響があります。

やりづらいものを無理して頑張るのではなく、立ち止まって何かできる事はないかを探してみると良いですよ。

ちなみに、今日のブログの内容はYouTubeで動画でも説明しています。
「動画の方がイメージが掴みやすい!」という人はこちらからどうぞ。

・コブラのポーズで腰が痛くならない為の下半身の使い方について

 

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知ればできる!!!

 

 

みなさんの練習が心地よく力強くなりますように。

 

 

 

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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

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