股関節の前側を伸ばすストレッチ【5段階の方法】
股関節の前側のストレッチをご紹介します。
同時に「軽減法」についての説明もします。
実は軽減法の話がメインで超大事です。
軽減法とは
何かを練習した時にそのままやっても上手くいかない場合に
段階を分けて「今」の自分にあった練習にアレンジする方法です。
股関節の前側を伸ばすストレッチの場合
股関節の前側が硬すぎて、股関節が動かずに腰を折ってしまうことが起こりやすいです。
段階的な練習をすることで、きちんと伸ばしたい場所に刺激を届ける事ができます
これは能力の問題だけでなく、その日のコンディションの影響もあります。
「いつもはできるけど今はできない」ということは大いにあり得ます。
そんな時にいつもと合わせたことを無理して行う必要はありません。
軽減法を使う事で、「今」の自分に合った練習を選択できるようになります。
今日は股関節の前側のストレッチを5段階に分けた形でご紹介します。
方法そのものとともに、他のストレッチやポーズにも活かせる考え方のヒントとして使ってください。
最初に今回のストレッチの時に技術的に大切なものが一つあります。
段階に関係なく共通のコツとして、足の爪(特に小指)で地面(対象物)を押すことです。
すると、テコの原理で股関節の引き込みが起きて、腸腰筋が伸ばしやすくなります。
股関節の前側のストレッチは腰を折って痛めやすいです。
爪を押すことで股関節を支点にして腰を守りましょう。
股関節の前側のストレッチ【5段階】
・各ストレッチ30~60秒×2、3セット伸ばしましょう
・もしつらい場合は、最初は10秒からでも大丈夫です
1、コブラのポーズの軽減法
・コブラのポーズよりも手を開いて肘を伸ばします
・片側ずつ伸ばします
2、三日月のポーズの軽減法
・背中を丸くすることで、股関節をはめこみやすくします
3、三日月のポーズ
・下半身の基盤は2でつくったものを崩さないようにしてください
・2でつくった股関節の支点を軸に上体を起こします
4、三日月のポーズの発展法
・後ろに倒れるのではなく、肘で内ももを引っ張り上げるようにイメージしてください
5、ひねったハトの王のポーズ2
・手のひらにヨガブロックなどで高さをだすと足が持ちやすくなります
・足の爪で持っている手を押して股関節を引き込みます
これは一つの例なので、この通りに分ける必要はないですよ。
けれども、こういう考え方があるというのを知ることはとても大切です。
自分なりの軽減法を作って、段階的にチャレンジポーズに向かってくださいね。
この内容は動画でも説明しています。
・動画:股関節の前側を伸ばすストレッチ【5段階の方法】
YouTube動画の目次ページを作りました。 動画を復習したい人は、教科書的にご利用ください。
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