ひねったイスのポーズ【コツと仕組みと効果について】
今日はひねったイスのポーズについて解説します。
体験したことのある人が多いポーズかと思います。
良いポーズなので、やったことのない人もレパートリーに加えることをおススメしますよ。
グループレッスンなどでよく言われるアドバイスで
「ひねる方と反対側の膝を前に出さない様に」
というものがあります。
これは確かにその通りなんですけど、ただ単に膝が前に出ない様にだけを考えてもあまり意味がありません。
仕組みを理解することで、自然と膝が出なくなる身体の使い方を身に着けることを目指しましょう。
ひねる動きには2種類あります。
一つは骨盤を動かさずに胸をひねる動き。
そして、もう一つが骨盤ごとひねる動きです。
胸が硬い場合、骨盤ごとひねる方がやりやすくなります。
そうすると、膝が前に出てきます。
ひねったイスのポーズで膝が前に出るのは、胸をひねる動きではなく骨盤をひねる動きになってしまっているのが原因です。
胸からひねる感覚を作る為の簡単な練習方法があります。
1、壁際に立つ
2、骨盤ごとひねって良いので、壁を押す
3、壁を押した力で骨盤を正面に向けながら反対側の踵を押す
これだけです。
3の態勢をしばらくキープしておくと、胸をひねる感覚、その為の腹筋を使う感覚が掴めますよ。
上の練習で感覚を掴めたら、それをひねったイスのポーズに織り込みましょう。
反対側の手で壁を作って。
足で押した力で手を押し出します。
押した手を上の手で抑え込むことで、壁の役割をします。
すると、下の手で押した力は足まで伝わります。
さきほど壁でやっていた時と同じ力の流れがひねったイスのポーズでできるようになります。
そのままだと合掌が少し上にズレていることが多いので。。。
正中線(身体の中心線)まで押し込んで完成です。
ポイントは
・胸でひねること
・足で押した力で手で押して、手で押した力が足まで伝わること
この二つです。
この力の流れが分かると、横向きのバカーサナにもすんなり移行できますよ。
似てるでしょう(^_-)-☆
効果としては
・胸をひねるコツが分かる
・胸周りがスッキリする
・わき腹に力を入れる感覚を掴みやすい
・腹筋でひねる感覚を掴みやすい
・アームバランスの基礎練習になる
・手と足の連動する感覚を掴みやすい
・ツイストポーズの基礎練習になる
など色々ありますね。
いいポーズです。
ひねったイスのポーズはグループレッスンでも比較的よく出てくるポーズです。
難易度もそれほど高くはありません。
でも、きちんとやるとチャレンジポーズまで繋がる道が開いてきます。
基本の洗練は大切です。
このポーズを通じて、基本的なポーズの深掘りの楽しさを感じていただければ嬉しいです。
動画ではブログでは伝えきれない部分も含めてもっと細かい説明をしています。
時間のある方は是非、動画を確認してください。
YouTube動画の目次ページを作りました。 動画を復習したい人は、教科書的にご利用ください。
身体の硬い人はいません。
いるのは、身体を硬くする使い方をしている人だけです。
知れば出来る!!
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