ガルーダアーサナ(ワシのポーズ)で手が組めない人へ【硬い人でもできる段階的練習法】
今日はガルーダアーサナが苦手な人への練習法をご紹介します。
ガルーダアーサナで腕を絡めるのが苦手な人。
そんな人に対して、硬い人でもできる段階的な練習方法をご紹介します。
まずは練習の前に知っておく必要があるポイント(身体の使い方)について3つお話します。
1、腕を絡めるのでなく、肩甲骨を広げるイメージが大切
2、肩甲骨を広げるだけでなく、背中全体を広げる(腰まで伸ばす)こと
3、背中を広げる為には、前側の筋肉(胸・腹筋)をしっかり使う必要がある
この3つのポイントを意識せずに練習しているので、肩が引っかかったり手首が引っかかったりしてしまいます。
ガルーダアーサナができないというよりも、ガルーダアーサナの練習そのものができない状態になってしまっています。
練習ポイントが分かると、ガルーダアーサナで必要な身体の使い方が分かるので、軽減法を使って上手に練習できるようになりますからね。
【練習方法】
〇準備練習:立ったネコのポーズ
身体の使い方(1、肩甲骨を広げるイメージ 2、腰ごと伸ばすイメージ 3、胸と腹筋を使うイメージ)を覚える為
こんな状態になって。
甲を前に、肩甲骨の下を後ろに押します。そうすると、肩甲骨が広がります。
その状態を保ったまま、甲と仙骨で前後に押し合います。そうすると、腰から伸びます。
※すみません。写真は全部同じ動きに矢印つけただけです。
実際は動きも変わって見えます。もしよかったら動画をご覧ください。
伸ばす時間は10~30秒、1~3セットをお好みで大丈夫です。
※後はこれを体勢を変えてやるだけです。
〇背中のストレッチ
柱などに手を引っ掛けて、仙骨を後ろに引くようにして背中全体をストレッチする
反対の手は、後ろの人と握手するようなイメージで遠くに出すとより伸びがよくなります。
※手を引っ掛けて立ったネコのポーズをしているイメージです。
〇両手での手首のストレッチ
※右腕を伸ばす場合
手首をこう持ったら
ひっくり返します。
後は立ったネコのポーズと同じです。
手首が硬い人は難しいので軽減法を使ってください。
片手ずつ行います。
〇ガルーダアーサナの軽減法
ここまで準備するとガルーダアーサナやりやすくなっていますよ。
でも、ガルーダアーサナに入る前に、ガルーダアーサナの軽減法で練習しましょう。
これで大丈夫です。
手を合わせることにこだわらず、まずは腕を絡めた状態で立ったネコのポーズをしてみてください。
ガルーダアーサナをとることを目的とするのではなく、ガルーダアーサナから得られる効果を目的にするとこの軽減法の意味が分かります。
〇ガルーダアーサナ
ポイントは立ったネコのポーズで意識した身体の使い方
(1、肩甲骨を広げるイメージ 2、腰ごと伸ばすイメージ 3、胸と腹筋を使うイメージ)を
ガルーダアーサナのフォームでもきちんとやることです。
立ったネコのポーズでやるよりも、ガルーダアーサナの方が背中の伸びや、前側の筋肉を使っている感覚が強く得られるのが分かります。
「だから、このポーズではわざわざ手を絡めるのか!?」という発見にワクワクしますよ(^^)/
ガルーダアーサナでの腕を組む為のお話を通じての、軽減法・段階的な練習についての考え方のご紹介でした。
そのポーズができなかったとしても、そのポーズの練習ができないことはありません。
自分の目標に向けて、こんな感じで積み重ねてみてくださいね。
動画ではブログでは伝えきれない部分も含めてもっと細かい説明をしています。
時間のある方は是非、動画を確認してください。
・動画:ガルーダアーサナ(ワシのポーズ)で手が組めない人へ【硬い人でもできる段階的練習法】
YouTube動画の目次ページを作りました。 動画を復習したい人は、教科書的にご利用ください。
身体の硬い人はいません。
いるのは、身体を硬くする使い方をしている人だけです。
知れば出来る!!
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