ふくらはぎのストレッチが苦手な人へ【上手に伸ばすコツ】
ふくらはぎのストレッチが苦手な人へ
ふくらはぎのストレッチが苦手な人がいます。
いざストレッチしても固まりすぎていて伸び感を感じられない人です。
今回はそんな人に向けて、ふくらはぎを上手にストレッチする為のコツについて解説します。
どんなに硬い人でも、ちょっとした力の入れ方一つで、骨の動かし方のイメージ一つでキチンと伸びるようになります。
それでは、以下の順に説明していきますね。
ふくらはぎのストレッチの失敗パターン
ふくらはぎのストレッチも数多くありますが、今回はこの伸ばし方を例に話を進めていきます。
このストレッチが上手く伸ばせない場合、こんな感じで指先だけ引っ張ってしまっています。
この場合は足の裏だけ伸ばす状態になってしまって、ふくらはぎまで刺激が届きません。
そして、なんでこんな風に伸ばしてしまうかというと、それは足首の構造を理解していないからです。
ただつま先だけ引っ張るだけではふくらはぎは伸びません。
足首の構造を知って、ふくらはぎの効果的な伸ばし方に活かしましょう。
足首の構造を知ろう
足首の骨です。
足首の硬い人は、足首をこうイメージしています。
アルファベット「L」です。
スネの真下に踵をイメージしている人が多いです。
実はこれは実際の動きとイメージが合っていないです。
このイメージだと、踵が動かないです。
踵を固定したままスネを倒そうとしてしまうので、スネが詰まるし足首は動きづらいです。
こうイメージしてみてください。
アルファベットの「T」です。
スネの真下よりも踵は後ろにあります。
オレンジで囲んだ部分は指です。
ふくらはぎが上手く伸ばせない人は、「T」の部分が動かないで、指だけを反らせています。
こう意識しましょう。
踵が下がった分つま先が上がるイメージです。
つま先が上がった分、踵が下がるでもイイです。
いずれにしても、テコの原理で足首が動きます。
ふくらはぎのストレッチのコツ
上で説明した足首の構造をストレッチに活かしましょう。
指を引っ張るのではなく、指を持った状態で踵を押し出してください。
足首から踵に向けて押し出す様にすると、テコの原理でつま先が上がってきます。
踵を押し出すという事は、能動的にスネの前側の筋肉を使っています。
そうすると、「力を入れた反対=ふくらはぎの筋肉」は緊張がゆるむという筋肉の性質があります。
それによって、ふくらはぎが伸びやすくなります。
ゆっくり5呼吸、もしくは30秒キープしてください。
ふくらはぎのストレッチをより効果的にするコツ
ふくらはぎのストレッチのコツが分かったら、深堀りしましょう。
足の指の筋肉はふくらはぎの奥とつながっています。
足の指を意識して伸ばす事で、もっと細かい筋肉に刺激がいきます。
こんな風にして。
親指をこう持ちます。
そのまま親指をもって踵を押し出します。
親指の筋肉はふくらはぎの外側とつながっているので、ふくらはぎの外側が伸びます。
同様に小指側。
小指だけを持つのはしづらいので、外側をこんな感じでもちます。
後のコツは一緒。
伸ばす時間もやはり一緒。
ゆっくり5呼吸、もしくは30秒キープしてください。
終わったら前屈系、今回はダウンドッグで効果を確認してみてください。
ふくらはぎの奥まできちんと伸びて、足首が動きやすい感じがあると思います。
ついでに言うと、ダウンドッグの時もつま先を上げつつスネから踵に向けて押し出す様に踏むと、より深く足首が動きますよ。
実際のレッスンでは、もっと多くの情報を生徒さんに合わせて提供しています。
もっと深い内容や自分に合った内容について知りたいと思った方は是非レッスンにいらしてください。お待ちしております。
ちなみに、今日のブログの内容はYouTubeで動画でも説明しています。
「動画の方がイメージが掴みやすい!」という人はこちらからどうぞ。
⇒動画:ふくらはぎのストレッチが苦手な人へ【上手に伸ばすコツ】
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