ヨガ初心者が『軸』でよくある悩み
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「軸を意識して」と言われると体を固めてしまう
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軸を作ろうとしても、逆に動けなくなる
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支えと軸の違いがよくわからない
👉 本来の「軸」は 自由に動けるための芯。固めるものではありません。
軸の勘違いされやすいところ
勘違い | 実際の軸 |
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固めて安定させるもの | 自由に動ける芯 |
止めるための支点 | 回転や流れを可能にする通り道 |
バランスさえとれていればいい | バランスが崩れないだけでなく力強さが必要 |
意識で“作り込む” | 力が自然に集まって“通る” |
ヨガにおける支えと軸の違い比較
項目 | 支え | 軸 |
---|---|---|
イメージ | 土台・基盤 | 力の集まる芯 |
役割 | 上を自由にするための安定を作る | 自由にしたものに力強さを与える |
技術 | 足裏と丹田、手と丹田など二点を線で結ぶ | 二点を超え、全身を貫く線に力を集める |
性質 | 助けを借りても安定すればよい | 自力で生み出す強さが必要 |
よくある失敗例まとめ
❌ 間違いやすいポイント
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内ももだけでブロックを挟む → 効果が薄い
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手先だけでブロックを挟む → 軸が通らない
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腕を力で上げる → 支えを無視して崩れる
✅ 修正のコツ
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腰骨・肋骨まで「全体で挟む」意識
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前腕・上腕ごとブロックを挟むイメージ
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「支えの上で安定して動ける」をゴールに
実践チェックリスト
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✔️ 足裏で床を押すと、丹田に意識が集まる
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✔️ 支えの感覚があると、両手をバンザイしても安定する
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✔️ ブロックを軽く挟むと、体の真ん中に一本の線が通る
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✔️ 下半身と上半身の支えがつながると「柱」が立つ
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✔️ 固めずに「安定しながら動ける」感覚がある
ステップ練習|支えから軸へ
① 丹田と足裏を意識してバンザイ
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足裏で床を押し、丹田に意識
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両手をバンザイしても安定
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到達点: 「ただ腕を上げる」との違いを感じる(✔️ 下から支えられている感覚)
② 内ももにブロックを挟んでバンザイ
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ブロックを軽く押すと力が中心に集まる
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体の真ん中に線が通る感覚
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❌ 内ももだけで挟む → 効果が薄い
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✅ 腰骨・肋骨まで「全体で挟む」意識
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到達点: 一本の芯が通る感覚
③ 両手でもブロックを挟んでバンザイ
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下半身と上半身の軸がつながる
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力がより全身で束ねられる
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❌ 手先だけで挟む → 軸が通らない
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✅ 前腕・上腕ごとブロックを挟むイメージ
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到達点: 「あ、これが軸か」と実感できる瞬間
よくある質問(Q&A)
Q1. ヨガで軸を意識すると身体が固まるのはなぜ?
👉 固めるのではなく「力が集まる芯」を探してください。止まることではなく、安定しながら動けることが正解です。
Q2. 支えと軸の違いがまだ曖昧です
👉 支え=上が自由になるための基盤となる安定を作る。安定は助けを借りてもよい。
👉 軸=上は自由なだけでなく力強さが必要。安定は自力で作る。
Q3. 初心者でも軸を感じられますか?
👉筋力や柔軟性は必要としません。観察力や感性の方がはるかに大切なので、初心者でも注意深く練習さえできれば、軸は感じられますよ。ブロックを使うと初心者でも実感しやすくなります。
ヒントになるヨガの教え
軸は固めるものではなく「動きを可能にする芯」。
支えを大切に積み重ねるから、軸が育つ。
借りてもいい支えと、自分で立つ軸。その両方を大切にしていきましょう。
📺 動画で一緒に体感
▶ 『軸』って何?──ヨガで固めるのは間違い。支えとの違いと正しい軸の作り方【軸の誤解①】
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00:14|軸とは何か?支えとの違い
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02:29|バンザイで「軸」を感じよう
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05:30|木のポーズで「軸」を感じよう
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06:31|ダウンドッグで「軸」を感じよう
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07:16|まとめ:軸のとらえ方
👉 練習中に詰まったら、この秒数をすぐ確認してください。
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あなたへの問い
👉 「あなたは“支え”に寄りかかっていませんか?
それとも“軸”に力を集めて立っていますか?」