支える=固める?よくある誤解と悩み
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ポーズ中にグッと力んでしまう
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バランスポーズで身体がガチガチになる
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安定しようとするほど動けなくなる
支えようとすると「止まらなきゃ」と思っていませんか?
でもそれ、動けるための支えではなく、“止まるため”の支えかもしれません。
誤解 vs 正解 比較表
❌ 誤解 | ✅ 正解 |
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支える=動かない | 支える=いつでも動ける |
安定=固めて崩れないこと | 安定=変化に対応できる余裕のある状態 |
揺れないことが良い | いくら揺れても大丈夫なことが良い |
実践チェックリスト(Yes/Noで確認)
以下の項目に、Yes / No でチェックしてみてください。
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背筋を伸ばしすぎて振り向きにくい → Yes / No
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固めることで動きが止まっている → Yes / No
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揺れに対して、止めるように力が入る → Yes / No
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ポーズ中、呼吸が浅くなっている → Yes / No
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安定していても、次の動作に余裕がない → Yes / No
ステップ練習|動ける支えを育てる
① 片脚立ち+足振り
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壁の近くで片脚立ち
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上げた脚を前後左右に振ってみる
👉 揺れの中で「どう支えているか」を観察する
② 木のポーズで上半身だけねじる
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バランスを崩さずに動かせるか観察
👉 支えながら動く感覚を育てる
③ ウォーリア3 → 片脚立ちに戻る → また出す(繰り返し)
👉 固めない支え・連動する身体を体感する
練習のヒントになるヨガの教え
支えとは、“そこに居着くこと”ではなく、動くための、安心してそこから羽ばたけるための足場なんです。
支えるとは、羽ばたける力を渡すこと。囲うのではなく、卒業できる力を育てること。
ヨガがなくても、もう大丈夫。それでも──わざわざマットの上でポーズをとる。そんな日々でありたいですね。
よくある質問(Q&A)
Q. バランスポーズでいつもグラグラします。筋力不足でしょうか?
A. 筋力だけでなく「支え方の誤解」が原因かもしれません。固めることで動きが止まり、揺れを吸収できなくなることもあります。
Q. 支える力を鍛えたいとき、どんな練習が効果的ですか?
A. 「揺れながら支える」「動きながら止まる」練習がおすすめです。上で紹介した、片脚立ちで足を振るなどの方法で、“動ける支え”を育てていきましょう。
YouTube連動動画|一緒に体験してみましょう
▶️ 支え=止まる、は誤解だった?──動ける安定を育てるヨガ練習|支えの誤解①
🔗 動画はこちら
チャプター:
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00:00|オープニング
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00:35|支えるってどういうこと?
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01:52|実践1:片脚立ちで支えを感じる
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03:50|実践2:木のポーズで動いてみる
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05:34|実践3:踏ん張らない支えが身に付くウォーリア3の練習方法
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07:18|まとめ:支えをポーズで感じる意味とは?
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📗 [note記事] 「支える」って、止まること?──動ける安定をつくるために
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📘 [年間誤解シリーズ]身体の使い方を、誤解から再教育する。──年間noteシリーズのご案内
あなたへの問い
あなたの支え方は、「止まるため」ですか?
それとも、「いつでも動き出すため」ですか?
安定することが、居着くことになっていませんか?
固めることで、かえって不安定になっていませんか?
👉 今日の練習で、ひとつ問い直してみてください。