【硬い人でも安心】前後開脚’(ハヌマーン)の楽々練習法と軽減法の考え方について
今日は身体の硬い人でも安心してできる前後開脚の練習方法をお伝えします。
また、それを通じてポーズの基本の考え方、軽減法の作り方についてもお伝えしたいと思います。
ポーズについて考える時。
「どうしたらポーズに入れるか」と考えると無理してでもポーズに入れる方法を思いついてしまいます。
それよりも「どうしたらポーズがキープできるか」と自分に質問してみてください。
その方が適切な軽減法が見つかります。
「どうしたら付き合えるか」でなく「幸せな結婚生活を送るにはどうするか」と考えることと同じです。
点と線、どちらで捉えるかの違いですね。
さて、前後開脚でいえば、ビギナーさんには危ないので全くもってマネをする必要はないけど、意識しておいて欲しいことがあります。
この動きです。
前後開脚の軽減法って腕で支えているわけではなく、そもそも基盤を安定させたものに補助としての腕が加わるだけなんですよ。
腕を離しても大丈夫なつもりで腕を使っています。
だから空中でも同じことなんです。
これができるくらい足元が安定しているということなんです。
繰り返しになりますが、指導なしでマネすると大変危険なので、あくまでも話としてだけ押さえておいてください。
手伝ってもらうのと頼り切るのとの違いがあるんですね。
まずは基盤の安定が大切です。
前後開脚でも前後に足が開くことはメインでなく、前後に足が開いた状態で態勢が安定していることがメインですよ。
以上を踏まえて前後開脚の軽減法を考えた場合、現状最も良いだろう方法がこれです。
浮いた前脚のお尻の下に、三つ折りのブランケットを二枚敷いています。
硬さによって、ブランケットやヨガブロックの高さを調整してください。
前後開脚はしたいけど前後開脚の練習が好きではなかった生徒さん。
そんな生徒さんに、前後開脚の心地よさとキープする意味を教え、前後開脚の練習を楽しく好きにさせ、しかもキチンと前後開脚を深めるという大変良い仕事っぷりをしてくれた練習方法です。
基盤が安定しているので、手を上げてもへっちゃらです。
逆にいえば、楽々これができる位の基盤の安定っぷりになるポイントを探してみてください。
やってみると、ホント楽ですよ。
前後開脚に苦手意識のある人は、是非お試しください。
ストレッチポールを持っている人は、こんな感じに使うと同じ感覚で練習できますよ。
どうしたら「【キレイに】前後開脚ができるか?」という自分への質問から枕詞を変えて、
どうしたら「【楽しく】【気持ちよく】前後開脚ができるか?」と質問してみてください。
今までと違う気付きが生まれますよ。
ポーズは安心と安全の下で、心地よく力強い状態を目指してくださいね。
この辺の使い方に関しては動画で詳しく説明しているので良かったらご覧ください。
目次
0:00 オープニング
0:32 ポーズ練習の基本的な考え方について
1:57 前後開脚の基盤について
3:18 前後開脚が楽に練習できる軽減法
4:44 ポーズ練習で大切なのは形ではなく心地よさ
6:25 ストレッチポールを使った前後開脚の軽減法