ヨガって痩せるの!?【ダイエットへの効果とは】
一般の人のヨガに対する興味の一つにダイエットの効果があります。
インストラクターの人のみならず生徒さんを見ていても「ほっそりとしてキレイなおねーさんがやるもの」みたいなイメージになりますもんね。
そう思って当然です。
結論からいうと、ヨガは痩せます。
ポーズをとる事で痩せます。
ただ、みなさんが想像する理由とは違うんですよ。
「ポーズで筋肉を使うから」とか「消費カロリーがどうこう」とかそういう話とは違います。
ヨガ自体の消費カロリーはかなり低いと言われています。
メッツを参考にしてみましょう。
メッツ(METs)とは
「運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したもの」(厚生労働省「e-ヘルスネット」より)です。
歩く 3メッツ
やや速歩 4.3メッツ
ゆっくりとしたジョギング 6メッツ
これと比べて、ハタヨガは2.5メッツです。
かなり低いですよね。
でも、実際にヨガをやって痩せたという人はいます。
そうであれば、ポーズでの消費カロリーとは別の観点で見た方が良いですね。
もちろん、瞑想などで穏やかになるからという考え方もあります。
食事に対しての向き合い方が変わるというのも理由の大きな一つでしょう。
日本のヨガの第一人者である、佐保田鶴治先生は「飢餓でなければ大丈夫」とおっしゃっていました。
でも、ここで僕はあえてポーズの効果を訴えたいと思います。
ポーズをとる事で痩せます。
特にツイストのポーズは痩せます。
何故なら、太った時はひねった時にお肉が挟まって悔しいからです。
更に、ビンヤサであればもっと痩せます。
それは素早くポーズを移行する時に、ゆっくりとポーズをとっていた時には気にならなかったお肉が、素早く動くとタプタプ揺れてなんとも悔しい気持ちになるからです。
「じゃあ、悔しい思いにならなければ痩せないの??」という疑問が出ると思います。
その通りです。
ヨガの練習が進んで、太っている自分をそのまま受け入れる様になった時はむしろ痩せなくなります。
痩せる必要がなくなってしまうからですね。
もし痩せる為だけであれば、むしろヨガは効率の悪い方法です。
ジョギングした方が効率が良さそうですよね。
ただ、面白い事に、僕自身はジョギングよりもヨガの方がダイエットに良いと思っています。
以前の仕事では月に200キロ走って体重を維持していましたが、今はそんなに走っていません。
でも、体重をキープしています。
これはヨガを通じて自分の観察力が上がったおかげです。
運動以外の時間、食事も含めて、セルフプロデュース力が高まったおかげです。
本来ダイエットとは『健康維持・生命維持のため、ヒト・動物・生物が日々続けるもの』です。
「ダイエット=痩せる」という訳ではありません。
痩せる事が目的なのではなく、自分が毎日を楽しく過ごす為に必要な事の一つにたまたま痩せるがあっただけです。
そして、「痩せるのではなく、痩せていられるような生活習慣を身に着ける事が一番の本質」です。
ヨガのポーズはその気付きのきっかけの一つです。
そして、ハタヨガは2.5メッツという事は、逆に毎日続けても負担を感じなくて済む運動強度と言えますよね。
という訳で、ヨガで痩せる事は出来ません。
でも、ヨガをきっかけに痩せる生活習慣を身に着ける事は出来ます。
それによって、ダイエットに成功します。
ダイエットができない人はいません!
ダイエットに関する事を知らないだけ!!
知ればできる!!!
みなさんの毎日が心地よく力強くなりますように。