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眠れない夜に、“つながる”ポーズをひとつ。──安眠のためのワニのポーズ

 
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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

眠れない夜、ありますよね。
考えごとが止まらない。身体も緊張して、呼吸は浅く、どこか力が抜けない。

そんなとき、布団の中でできるシンプルなヨガがあります。
それが「ワニのポーズ」です。

実はこのポーズ、単なるリラックス効果だけではありません。
僕の生徒さんの中には、ワニのポーズを続けたことで睡眠薬が要らなくなった方もいます。

今回は、眠れない夜にぜひ試してほしい「ワニのポーズ」の魅力とやり方をご紹介します。

なぜ眠れないのか?──「仰向けでリラックスできない」問題

多くの人が眠れない原因のひとつは、仰向けでリラックスできていないことにあります。

心の張りつめだけでなく、筋肉の緊張が取れていないことが背景にあります。
つまり、「寝るための姿勢練習」が必要なケースも少なくないのです。

そこで役立つのが、筋肉の緊張をやさしくほぐすワニのポーズです。

ワニのポーズとは?

仰向けになり、片膝を倒すだけのシンプルなツイストポーズ。

一見地味ですが、背骨のねじれ、骨盤の解放、深い呼吸──
眠りに必要な要素が、自然と満たされるポーズです。

ポイントは、頑張らないこと

・肩やお尻が浮いても大丈夫

・ねじりの深さではなく、「呼吸が通るか」を優先

【初心者向けのやり方例】

・両膝を軽く曲げて倒す

・片膝だけを倒して、腕を自然に広げる

・膝の下にクッションを置いてサポートする

「どこまで倒すか」よりも、「どこなら呼吸できるか」を大切にしてください。

よくあるつまずきとヒント

❶ ひねりすぎ問題

・失敗例:肩や膝を無理につけようとする

・解決策:肩や膝は浮いてもOK。深呼吸できる場所を探すことが最優先。

❷ 呼吸が浅くなる問題

・失敗例:肩を無理に床に付けようとして呼吸が浅くなる

・解決策:楽に呼吸できることを第一に。肋骨の下に手を当てると呼吸しやすくなります。

❸ 足を頑張って床につける問題

・失敗例:足を押し付けて緊張が高まる

・解決策:膝の角度をゆるめ、必要ならクッションをサポートに使いましょう。

寝る前にオススメの実践方法

・ヨガマット不要。布団の上でOK

・クッションやブランケットの使用OK

・呼吸が深く通るかを最優先

・肩やお腹周りにやさしく呼吸を送るイメージで

さらに簡単な準備運動:

背泳ぎのように、腕を後ろに大きく5回まわしてみましょう。

「肋骨の下から腕が生えている」イメージで動かすと、
肩と肋骨まわりが自然とほぐれます。

※前まわしもOKですが、安眠目的なら後ろまわしだけで十分。

ワニのポーズがもたらす変化

実際に、ワニのポーズを続けた生徒さんからはこんな声が届いています。

・寝つきがよくなった

・夜中に目が覚めにくくなった

・朝の肩や腰のこわばりが軽減

・呼吸が深くなり、不安感が減った

・朝、身体が楽に起きられるようになった

睡眠は「結果」だけでなく、「準備の質」で変わる。
ワニのポーズは、その準備を自然に整えてくれる練習です。

最後に──眠る前に、深呼吸をひとつ。

無理に眠ろうとしなくて大丈夫。
眠れない夜こそ、身体を緩め、心を緩める時間にしましょう。

完璧なワニのポーズを目指さなくてもいい。
気持ちよく感じられれば、それで十分です。

僕自身、ワニのポーズを寝る前にやりすぎて(笑)
逆に目が冴えてしまった夜もありました。

だから、くれぐれもほどほどに。

今夜も、あなたに静かな深呼吸が訪れますように。


📺【YouTubeで一緒に動きたい方へ】

ワニのポーズ(安眠編)のやり方は、YouTubeでも実演しています!
「一緒に動いてみたい方」はぜひこちらをどうぞ。

👉 ワニのポーズ(安眠編)をYouTubeで見る


【次回予告】

次回は、
ワニのポーズが「ねじる力」「寝返りの力」を育てるトレーニングにもなる──
そんな“応用編”をお届けします!

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芹澤 宏治(せりざわ こうじ)
前職では、ストレッチのパーソナルトレーナーとして10年間でのべ30000人以上の指導を経験。 ヨガに出会い、ストレッチだけでは改善しなかった身体の硬さを解決する方法(身体の使い方)に気付き、ヨガインストラクターとなる。 身体の硬い人の為のヨガインストラクターとして、のべ10000以上のパーソナルレッスンを経験。 身体の硬い人だけでなく、ヨガインストラクターやプロのダンサー、プロボクサーなどへの指導も行っている。 メディアやセミナーなどスタジオ外での活動も通じて、解剖学に基づく理論と身体感覚の両面から身体の使い方を伝える活動をしている。 著書の「夢の360°開脚を叶える本」は発行部数6万部を越える人気となった。

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