今回はパールシュヴァコーナーサナで胸が開きづらい人へ向けたお話です。

このポーズで体側を伸ばした時に、胸が開かずについ下向きになってしまう人。

ここから上を向こうとしてもなかなか難しい人に対して、コツというよりも練習の発想の仕方についてお話します。
今回はパールシュヴァコーナーサナに対しての話ですが、発想の仕方自体は全てのポーズに活かせるものです。
練習のアイデアの出し方のヒントとなっていただければ嬉しいです。
練習の考え方
【練習の発想を自由にしよう】というのが大きなテーマです。
一般的には、先に基盤を作った状態から。

胸が下を向いている場合は、ここから胸を開こうとします。

これが出来たらそれが一番良いです。
苦労しないです。
でも、これをしようとしても、胸がウンともスンとも動かなくなってしまっている人も少なくありません。
そんな人はどうしたら良いか。
簡単です。
先に胸を開いてから、足元を作っていけばいいんです。
実際の練習方法をご紹介しましょう。
練習方法
1,側屈をする

・胸を開きながら側屈をすること
・体側が伸びている感覚を掴むこと
2,手を持ち替えて側屈

・1と同じことを腕の持ち方を変えて行う
・(写真であれば)右のわき腹を使って、右手を遠くに伸ばそうとする。その手に左手を(持つのではなく)ひっかける
・左手は力みのない状態で、右手の動きに伴って左の体側が伸びる
3,腕を絡めて側屈

・2と同じことを腕の持ち方を変えて行う
・2で引っ掛けた手をそのまま上に持っていき手を合わせる
・右手を倒す力に伴って左の体側が伸びる
4,側屈をしながらパールシュヴァコーナーサナの基盤をつくる



・3をしながら、パールシュヴァコーナーサナの基盤を作っていく
・上半身が開いた状態をつくったまま基盤をつくる
・その為、倒す側のわき腹の筋肉や、太ももの裏の筋肉を積極的に働かせる必要がある
5,4の体勢から下の手をおろしてマットを押す

ポイント
・普通は基盤を先に作ってからポーズに入る。しかし、基盤を作ったことの制限によって胸が開きづらくなっているケースが多い。そこで、先に胸を開いた状態を作ってそれを保ったまま基盤を作りにいく
・その為、足元はかなり普段よりも筋肉を働かせる必要がある
・胸を開く練習も段階分けをしながら、徐々に制限を強くすること
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