開脚で気持ちよく伸ばせないへ【手足のイメージを変えるだけで気持ちよく伸ばせます】
今日は開脚で気持ちよく伸ばすためのコツについてお話します。
元々生徒さんに向けた練習方法でした。
67歳の女性の生徒さんで、今年になってから開脚をしようとがんばりはじめた方がいらっしゃいました。
最初は本を見ながら練習していたんだけど、開脚の練習をしても痛いばかりで中々上達しませんでした。
そして、これは開脚が苦手な人すべてに共通する原因になるものです。
それは何かというと。
【股関節を柔らかくしようとし過ぎること】です。
股関節が硬いことを意識するあまり、股関節だけを何とかしようとしてしまいます。
そうしようとすればするほど、他の筋肉との連動が悪くなり、ますます動きにくくなってしまうという悪循環が起きます。
「痛いけど硬いから頑張ろうとしてより無理にぐいぐい伸ばしてより痛くなる」
こんな悲しいことが起きてしまっています。
ではどうすればよいのかというと、全身を連動させて使うことです。
スタジオで説明としてよく使っている例えとしては
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職場の部署に10人います。
部署全体の成績が悪いです。
3人がよく働いて、残り7人が寝ています。
成績を上げるために、3人をより一層働かそうとしてしまっている状態が今の練習です。
残り7人に声をかけて10人全員が働く状況をつくりましょう。
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イメージはつかめましたか??
それでは具体的にはどうすればよいのかについてこれから説明していきますね。
気持ち良く伸ばす為の基本の身体の使い方について
結論から言うと、【手足の使い方のイメージを変えるだけ】です。
そして、イメージをどう変えるかといえば
・腰骨から手
・脇の下から足
と思うだけで大丈夫ですよ。
実際に試してみましょう。
まずは何気なく側屈をしてみてください。
次に腰骨から手を伸ばすように、足を踏んだ力で脇を遠くに押すように伸びて側屈してみてください。
気持ち良さ、動く範囲、共にかわるのを感じるかと思います。
次に体をひねってみてください。
通常のイメージ(肩から手、股から足)でひねった場合はこの位で止まります。
今度は、腰骨から手、脇の下から足だと思ってひねってみてください。
この位までひねれるようになります。
ひねりが深まることが感じられたら、リズミカルにポンポンと続けて左右10回ひねってみてください。
この運動の前後で開脚の状態を比較してみてください。
この簡単な運動だけでも結構違いを感じられますよ。
開脚を気持ちよく伸ばす為の練習方法
これが出来たら、今度は開脚の中でもこの感覚を使ってみましょう。
側屈をします。
もちろん、ただ横に倒れるだけでなく立った側屈と同様に
・腰骨から手
・脇の下から足
と思って伸ばすようにしてください。
そうすると、身体がつながり、足元から手先までが連動して伸びている感覚が掴めます。
つながった感覚でストレッチしていることが感じられたら、そのまま30秒キープしてください。
その後開脚前屈をしてみた時に、伸ばした側が楽になっているのを感じたら成功です。
そのまま反対側も同様に伸ばしてください。
左右伸ばし終わったら開脚をしてみてください。
開脚が気持ちよく伸ばせるようになっていますよ。
最初の67歳の方はこれだけでも手のひらしか付かなかったのが1度のレッスンで肘までがつくようになりました。
そして、開脚が痛いものではなく気持ち良いものだと思って練習できるようになりました。
開脚の練習が気持ちよく感じられない人は、是非このイメージをもって練習してみてくださいね。
みなさんの練習が心地よく力強いものとなりますように。
まとめ
・開脚が気持ちよく伸ばせるためには身体全体の連携が必要
・その為には手足の使い方のイメージを変えることが大切
・腰骨から手、脇の下から足だと思って扱うこと
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