ストレッチの時に力が抜けない人へ【脱力の感覚をつかむ方】
今日はストレッチの時に力んでしまう人に向けたお話です。
ストレッチだけでなく、もちろんヨガのポーズの時もそうですが、身体の硬さ以上に力みの方が影響が大きいこともあるんですよ。
ここで「力を抜くこと」とはどういう状態のことかを説明します。
「力を抜くこと=身体の重みを地面に落ち着かせること」です。
少し難しいかもしれませんね。
「身体の重さを感じること」と考えてもらっても大丈夫です。
いずれにしても少しイメージしづらいと思うので、前屈を通じて具体的に説明します。
身体の硬い人の場合、背面の硬さはありますが、それ以上にその硬さによって後ろに重心がもっていかれてしまい、身体の前面に重さを感じることが出来なくなってしまっています。
本来であれば、上半身の重さに身をゆだねながら自然に前に倒れていきたいです。
でも、身体の硬い人にとってはそれは難しいこと。
そんな時にどうするか?
スタジオでよく使っている方法をご紹介します。
500グラム~1キロのダンベルをもってこんな体勢をとります。
最初は身体の背面の緊張のせいで、ダンベルが下に降りていきません。
でも、「腰骨から手」だとイメージしてキープしている内に、段々とダンベルの重さで腕が下にさがってきます。
腕が下がるのに伴って、腹筋や身体の中心部分と腕が連携していくのを感じられますよ。
上での感覚が掴めたら、台の上にのって両手にダンベルをもって前屈します。
台の上だと怖い感覚がある人は、こんな感じで肘を抱えて上半身の重さを利用するとよいですよ。
これを応用して、例えばパールシュボッターナーサナの時。
上半身を前に倒していくのではなく、そのまま重力に任せて真下に落とすようにイメージすると上手く力が抜けますよ。
この辺は動画で見た方が分かりやすいので、詳しく知りたい方は動画でご覧ください。
目次
0:00 オープニング
0:27 「力を抜く」とはどんな状態のことか?
1:39 前屈を通じての力を抜く練習
5:53 パールシュヴァコーナーサナ~ハヌマーンの場合の脱力のイメージ